2013/10/21

映画「そして父になる」

ずっと気になってまして、時間が出来たところ、思い立って観に行ってきました。
映画「そして父になる」(公式HP

総括すれば、
いい映画でした、でしたが、本当の意味で感動するには自分には経験が足りない、と。
子供の取り違えがテーマですが、子供どころか結婚してすらいない身の上としては、感情移入しきれなかったかな。
子供が出来た頃、もう一度観たいと思います。

とはいえ、描き方がとても綺麗でした、ピアノ曲を中心とするBGMともマッチしていて。
切り口にしても、
親子を繋ぐのは「血」か「過ごした時間」か、という主題に加え、
福山雅治演じる主人公が「父」になっていく姿か、
都会のエリート家族と田舎の電気屋家族との対比、それは子供と親の関係の在り方か、
といった、多面的に捉えられ、考えさせられる。
結局、家族の幸せのカタチ、が主題、ってことでしょうか。
・・・なんか、自分のことを考えさせられますわ。

あとは、福山雅治、格好いいですね、ほんとに。
表情の変化や感情の表出が激しくなく、淡々とした印象でしたので、人によっては物足りないかもしれない。
ただ、あの淡々とした感じの演技が、妙にリアルでした。
日常生活してると、劇的、或いは衝撃的なことが起こっても泣き叫ぶとか感情を露わにするのって、実はそうそう無かったりする、ので。

そして、結末ですよねー、はぁ、どうなったんでしょう。
いやー、うーん、と唸ってしまいましたよ。