2008/11/29

粋だねぇ 下町情緒だよね あぁそれはちょっと違うか。

一定の「形」を極めて、崩すのが「型破り」、
一定の「形」もなく、崩れているのが「形無し」。

「形」を極めつつも、それを「破る」ところが「粋」、
もともと「形」もないのに、単なる崩れは「野暮」なわけですな。

なんか日本語の音感て、いいですねぇ。

そう言えば、以前、剣道を嗜まれる結構年上のある方とのお話で、「守・破・離」ということを仰ってました。
師の教え、流儀の基本を「守り」、その上でその流儀を一度「破る」試行錯誤をし、いつかはその流儀を「離れ」、自らの世界を拓く。

野暮ったい世の中ですけど、粋に振舞えるようになりたいもんですなぁ。

(追記)
こんなの見つけた。wikiからですけど。
もともと茶道の言葉だったんですね、そういえば、上記の方もそんなこと仰っていた気もする。

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川上不白
18世紀の日本の茶人。不白流開祖。

守・破・離
守ハマモル、破ハヤブル、 離ハはなると申候。弟子ニ敎ルハ此守 と申所計也。弟子守ヲ習盡し能成候へバ自然と自身よりヤブル。これ上手の段なり、さて、守るにても片輪、破るにても片輪、この二つを離れて名人なり、前の二つを合して離れてしかも二つを守ること也。 --『不白筆記』(1794年)

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