2009/10/23

低所得世帯私立高授業料無償化?

授業料、私立高も無償化 文科省要請へ、低所得世帯対象に NIKKEI NET
文部科学省は23日、私立高校の授業料について年収350万円以下の低所得世帯が都道府県の判断で無償化できるよう総務省に求める方針を固めた。来年度から公立高校の授業料が実質無償化されることに伴うもので、同日中に総務省に提出する「地方財政措置要望」に盛り込む。
 これまで公立高校の授業料減免などに全国の自治体が負担してきた経費は年約300億円あり、国が相当額を交付金として手当てしていた。公立高校を無償化すればこの経費が不要となるため、私立高への授業料減免に転用することができると判断したという。
 文科省は来年度から公立高の世帯を対象に授業料相当額(約12万円)を間接支給する。私立高生の世帯にも同等額を支給し、年収500万円未満の場合は約24万円に増額する計画。私立の授業料平均が約35万円と高額でさらなる支援を求める声が出ていた。 (16:00)


意味がわからん。
そんな余剰金があるなら、公立高校の施設と教育の質の向上に使えよ。
公立の質を高めて、私立より公立、と思われるくらいにするのが先なんじゃないの?
これ、どっからどういう圧力がかかってんのかなぁ。
私立側からしても、国から、間接的とはいえ、支援受けることになって、特色が失われないかとか、国の影響が大きくならないか、とか不安だと思うのだけれど。
少子化でそんなことも言ってられない?そんな理念がないなら私立なんてやめてしまえばいいのに。
いいんだよ、独立不羈のための結果として私立が金持ち学校になるのはさ。
金がないなら公立行けよ。

因みに私は小学校から大学まで全て公立なのだけれど。

何やら、国民生活のいろんな側面で国家からの干渉がますます強まる傾向にある気がしています。
国家の発展段階を考えるとき、成熟期に(衰退期にはいりつつ?)ある日本でのこの風潮はあまり好ましいと思えないのですが。

0 件のコメント: